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発酵飼料の導入でコストダウンを図る

系統貸出は第一次産業従事者に対し、事業に必要となる運転資金、設備資金を融資することにより、その経営を金融面からサポートすることが主要業務となります。しかもほかの金融機関とは異なり、農林中央金庫における系統貸出は、収益のみを追い求めるのではなく、第一次産業従事者の経営、生活をよりよきものとするために、一歩踏み込んだ対応が求められます。必要な資金を円滑に貸し出すこともそのひとつですが、計画性の認められない投資などに対しては、ストップをかけることも重要な役割となるのです。

現在、私はそうした系統貸出の担当者として、福岡と佐賀にひとつずつある畜産組合を通じ、主に牛を肥育する畜産農家を受け持っています。そして今、この地域では組合を上げて、発酵飼料の導入が進められています。発酵飼料とは、一定程度の配合飼料を使いながらも、そこにおからや焼酎かすなど、近隣から低コストで調達できる原材料を取り入れたものです。これにより、畜産農家にとっては一定のコストダウンが期待されています。

融資だけでなく有用な情報を提供することも大事

実は私が担当する地域は、土地がない中での事業となるため、高コスト体質になりやすいのです。しかも穀物相場と原油相場の値上がりによる、配合飼料の価格高騰が影を落としています。また日本最大の消費地は東京ですが、九州から東京に牛を運ぶには輸送費がかさんでしまいますので、九州の牛のほとんどが福岡に出荷されます。しかしその消費量には限りがありますから、組合員が利益を上げていくためには、コストダウンを図っていくことが極めて重要となってくるのです。

農林中央金庫は全国的な組織ですから、業界内の動き、優良事例などの情報を各地から幅広く得られます。その長所を活かし、組合と連携しながら、経営判断の材料として有用な情報を組合員に提供していくことも、資金を融資するのと同様に重要な任務と私は考えています。発酵飼料の導入も、私のそうした行動と無関係ではありません。とにかく大事なことは、組合員と一緒になって将来を考えること。それがこの仕事の醍醐味でもあります。


一週間のスケジュール

MON
課内スケジュール打合せ。
未処理事項の洗い出しを行い、優先順位をつけ、スケジュール感を確認していく。
貸付関係の事務処理を行う。
後日組合訪問の際にヒアリングを行うべく、事前に組合員の経営状況分析を行い、組合員毎に疑問点・推測される問題点の洗い出しを実施。
TUE
組合訪問。昨日の事前準備を基に、各組合員の足元の経営状況・販売状況等の確認を行い、組合員毎の今後の対応方針を協議する。
翌日のA畜産・B牧場・C農場訪問に備え、当日の説明資料を基に組合と事前の頭作りを行う。
午前中に組合にて協議した結果を上司へ報告。方向感にブレがないことを確認し、記録作成のうえ関係部と調整。
WED
A畜産・B牧場・C農場の現地巡回。現場の飼養管理状況、足元の業況について確認するとともに、改善事項等について認識の共有化を図る。そのうえで、今後の取り組み方針・スケジュール感等についての協議を行う。
THU
現地巡回に関する記録作成。同時に資金対応の準備に入る。
午前の仕事を継続。
FRI
経営再建中の牧場に関する実績検討会に出席。経営再建計画の進捗状況確認。
県庁にて制度資金に関する説明会に出席。
SAT
午前中は支店の若手でサッカー。
天気がよければ車でドライブ。九州内の温泉を巡る。
SUN
テレビでサッカー観戦⇒睡眠⇒サッカー観戦⇒睡眠⇒サッカー観戦⇒睡眠・・・気が向いたら就寝。
見ていない試合がどんどん溜まっていってます。一週間では観きれません(涙)。
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